1975-05-22 第75回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
それでは臨床の面でどうかと言いますと、富山県の婦中町におる萩野博士と、それから石崎博士以外の方はほとんど否定的であるというわけであります。
それでは臨床の面でどうかと言いますと、富山県の婦中町におる萩野博士と、それから石崎博士以外の方はほとんど否定的であるというわけであります。
三十年から四十年の時点と申しますのは、これは奇病としての究明が行われていた時点でございまして、最初にカドミウム説にいろいろの観点から着目したのが萩野博士でございます。
腎が悪くなって、そうしてまたそのために、カドミウムだけで骨の方も腎の病変のために悪くなるという純カドミウム説、これはもうきわめて少数で、萩野博士でもそれをとっておるかどうかは私はどうも疑わしいというぐあいに思っております。 それからもう一つの非常に極端なのは、腎の病変がありまして、全く何の関係もなしに骨軟化症が栄養、ビタミンDの不足等からあった。
ただ、研究班の扱ったものではございませんが、対馬において三例、萩野博士が自分で三十九年に行かれたときに見られたケースがあるという報告を受け、公文で照会した事例がございます。
それから公正を欠くというような御意見でございますが、この研究班は、いろいろの考えの人がいて、そして議論を闘わして、どういう学問的なある程度の合意ができるかというところにあるのでございまして、いろいろな立場があるということは当然必要なことであり、この研究部会には御意見の違う石崎教授も入っておられますし、また萩野博士もこの中に入っておられるということで、公正を欠くというようなことはいささかも考えられないわけでございます
認定に至りますまでの問題は、最初にイタイイタイ病の問題は昭和三十年に萩野博士等の報告が出まして、三十四年ごろカドミウム説が萩野博士から唱えられました。そのカドミウムの証明ということについて、岡山大学の小林教授及び同朋大学の吉岡教授が加わられてカドミウム等の証明に当たられました。
ところが、当時すでに岡山大学の小林教授、あるいは富山県の萩野博士等は、どうもこの安中地区がそれほど安全であるということは信用できないという強い主張をしておられました。しかし、私たちもそうは言われても、はたして県と厚生省が発表されたことに対してどの程度の疑問をもちかけたらいいか、あるいはどういうふうなところに疑問の解明するかぎがあるか、ちょっと戸惑っていたわけでございます。
○小平芳平君 予算委員会の一般質問のおりに提起された問題ですが、兵庫県市川流域のカドミウム汚染地区で発見された七人の患者について、そのときにも指摘しましたように、地元の柴田医師、それから金沢大学の石崎教授、萩野病院の萩野博士の三人の研究報告によりますと、神通川流域のイタイイタイ病患者と変わりない、疫学的にもそういうふうに証明された、そして早急に市川流域のイ病患者に対する公的救済が行なわれることを切望
やはりわれわれとしては、環境庁が行って一々診断をするわけではないわけですから、県が診査するためのそれだけの機関ができておれば、その結論というものを尊重するということ、われわれとしてはそういう上に立ってやらざるを得ないわけでありますが、ほかの石崎教授や専門の萩野博士等から、これはイタイイタイ病の患者であるというような発表が、ほかの学者等からも出ておるわけでありますから、そういう問題については、これは県
しかも、県の健康診断をやっておるこの委員会というもののメンバーの中には、いわゆる萩野博士とか石崎教授のような、いわゆるイタイイタイ病をずっとやっておった学者の名前は入っておりません。したがって、私は、この兵庫県の健康調査特別診査委員会というのは、あまり権威のあるものとは考えがたい。
○内田善利君 私たち公明党では、昭和四十七年の二月、萩野博士を同行して調査したわけですが、そのとき四人の擬似イタイイタイ病患者が発見されたわけですけれども、その後二年経過しているんですけれども、環境庁は何にもされてないわけですね。
それから長崎県が調査をしておるのですが、長崎県もこれはだまされておるわけですから、長崎県の衛生部長さん、それから、この当時調査をいたしました岡山大学の小林教授、それから公衆衛生協会の委託のイタイイタイ病研究班の班長である重松班長、それから当時の患者を見つけました萩野博士、これだけを当委員会に、最初参考人でけっこうですから呼んでいただいて、皆さんからもっと質疑をしていただいて、そして究明をしていただく
あと萩野博士、これはイタイイタイ病の有名な富山県の開業医でありますけれども、この方も参りました。 そこで、わが党でも実は四十三年から当地に参りまして、何べんか政府にも要求をいたしたことがあります。政府のほうでも、御承知のように当時は厚生省でありましたけれども、日本公衆衛生協会への委託によってイタイイタイ病の研究班の重松班長が行っておる。
そうして結果、イタイイタイ病を二十数年にわたって研究してこられた萩野博士は、カドミウムとプラスこの銅——高山市の上水道の新しい水源となったこの宮川の銅がイタイイタイ病の発生にもつながっていたというふうにおっしゃっている。
○岡本委員 最後に一言、その研究班には、分析の大家の小林教授や、あるいはまたいままでイタイイタイ病なんかで非常に研究してきた萩野博士なんかを入れる用意があるのか、それについて一つ。
と申しますことは、これは特にイタイイタイ病の権威者である萩野博士も参加されて、萩野博士もこの見解には賛成された、こういう御答弁でございますが、たしか中村さんについては、急性カドミウムの中毒症で、新型のイタイイタイ病である、こういうようなことを萩野博士がかつて語られた、こういうことも伝えられておるわけでありまするし、また小林教授は、中村さんについて分析の結果、脱灰症状あるいは骨軟化症の症状を持っていた
○政府委員(橋本龍太郎君) まあ、萩野博士は私どものイタイイタイ病及びカドミウム中毒症の鑑別診断研究班の重要なメンバーの一人でありますが、私はそのレントゲンフィルムをごらんになり、またカルテをごらんになって述べられた見解というものについて、それは専門家の御見解として承りたいと存じます。
先生のほうでも萩野博士並びに吉川博士にその残されたフィルム及びカルテ等の判断を仰がれたということであります。むしろ私どもとしてもそういう貴重なフィルムあるいはカルテ等今後の、それこそもしカドミウムが原因でありました場合、そうした事故者をなくしていくためにも、萩野先生一人ではなくて、鑑別診断研究班の方々にも資料として見せていただきたいと思いますし、研究の材料にもさせていただきたいと思います。
そこで、この写真とカルテから判断すると、萩野博士及びこの吉川博士ともにそういう骨の問題の権威者でいらっしゃるので、こうした骨の問題の権威者の意見を尋ねたところ、一つにはこの写真だけで断定はできないと、しかし、尿たん白も糖も出てないという点、それでもこういうような骨が解けているというこれはなぜか。それはカドミウムに関係なく骨が解けるかもしれませんですよ。
ただそれこそイタイイタイ病というものを発見された最初の発見者である萩野博士にも入っていただきまして、現在鑑別班を編成をし、その範囲内でわかるだけの努力をしていただいておりますけれども、なお未発達の部分があることは事実であります。そういう点がなお正確なものになり得るように私どもとしてもできるだけの努力はいたしたいと思います。
これは婦中町の開業医であるところの萩野博士、それから岡山大学の小林教授。この小林教授の専門的な知識によってこういうようになったわけであります。ところが、この専門学者にいま難が起こっておる。それは何かと申しますと、厚生大臣も知っているかわかりませんが、盛んに脅迫の電話がかかっておる。これは聞いておると思います。
あのためになんだかんだということはないと思うのですけれども、連絡はしないかしりませんけれども、もう少し前向きで――いまあなたは大したことはないじゃないか、こう思っていらっしゃるかもしれませんけれども、小林教授あるいはまた萩野博士、あるいはその他の方がいらっしゃいます。こういう方は日本でも指折りの大事な人なんです。
そして小林教授あるいはまた萩野博士は、イタイイタイ病あるいはこうした病気の裁判で両氏も証言しなければならぬ、こういうようなことにもなっている。したがって、こういうことをやるということはそのときに不利になる、そういう面からこうしたことを使ってやっているのではないかというように勘ぐる人もいるわけです。したがって、根は若干深いのじゃないかと私は思うのです。
それに着目した萩野博士が、イタイイタイ病の原因はカドミウムではないかという指摘をされた。その根拠は、ただいま私が申し上げた事例だといわれているわけです。 ですから、カドミウム中毒というのは、神通川のように水あるいは米に含まれるカドミウムを食べ、飲み、そして体内にこれが蓄積をしてイタイイタイ病の症状を呈するということもありましょう。
○小平芳平君 そこで困ることは、このいまあげた三人の方は、イタイイタイ病の研究をなさっている萩野博士も診断をなさっているんですが、カドミウムと断定もできない、かといってカドミウムでないとはもとより断定はできない、そういうような方をどう救済するかということなんです。厚生大臣はこの報告書ばかりごらんになっているから、そういう町にある実態を御存じないから、そんな御答弁しかできないわけですがね。
いまお話しの、一年数カ月前になくなられた中村さんの体内から多量のカドミウムが今回検出されたということは、初めて承ることでありますが、このことにつきましても、聞き捨てにしないで、私どものほうは、もちろん県からその正確な報告も取りますとともに、いまここにございますカドミウム中毒等鑑別診断班を、これはいま大久保さんがお話しになりました萩野病院長の萩野博士もその班員になっておられまして、班長は金沢大学教授の
そして、おかあさんとも相談の結果、あの萩野博士の診断も受けるべく考えもいたしましたが、何せ遠方なのでそれもできない。そうしたさなか、この登子さんは鉄道から落ちて自殺をされておる——まあ警察の診断でございます。そして、生前母親に向かって、私が死んだら私のからだはぜひ解剖してもらいたいということを再三訴えられたとのことでございます。
富山県の婦中町でイタイイタイ病の診断をされました萩野博士のおっしゃるところによりますと、まあ短くても三十年くらい、長ければ五十年くらいの蓄積が続きませんというと、イタイイタイ病というものは発生しないようでございます。そうすると、どこの段階で危険を生じさせたものかということは、これはとうてい言うことはできないわけでございます。
そういう状況であるし、また、有名な萩野博士も小林教授も拒否している状況です。一番これを掌握しなければならないのは厚生省だと思うんです。私が行ったときも、厚生省が来られるならば何でも応じます、このように言っておりました。一党が行ったのでは、その当時は拒否されている。そういうところなんですから、厚生省はもっと私たちに親切に、また国民の前に親切に答弁していただきたい。いまの答弁は私は気に入りません。